2015.05.19更新

5月13日から17日にかけて、今年度の司法試験が実施されました。私が教鞭を執らせていただいている東海大学法科大学院の卒業生も多数受験しています。試験期間中は卒業生の顔が浮かび、大丈夫かなと親のような(言い過ぎ?)気持ちで過ごしていました。

私が受験した旧司法試験(法科大学院制度ができる前の試験です)とは異なり、今の司法試験は合格率が大幅にアップしています。しかし、試験そのものは8科目(私の時代は6科目)と科目数が増えており、しかも、論文試験が終わってから最終日に短答式試験があるというひどい(!)日程が組まれています。しかもしかも、短答式試験で一定の点数を取らないと、そこで足切りとなってしまい、せっかく書いた論文試験の論文が採点さえしてもらえないという・・・非常に酷な制度です。せめて採点をしてもらえれば、落ちても来年以降の糧となるでしょうに。まあ、足切り制度を採用しないと採点する論文が果てしないことになるのでしょうが。みんな同じ条件とはいえ、試験制度が変わっても受験者の大変さには変わりがないような気がしています。

そして、法務省のHPに問題がアップされていましたので民法の論文試験、短答式試験を見てみました。論文の問題はザッと見ただけですが、明認方法???そんなマイナーなところからと少し寒気がしました。全体的に基本的な知識、要件事実の知識を問う良問だとは思いますが、明認方法ですか・・・教え子たち、ちゃんと分かったのかな~と不安です。

短答式試験は一通り解いてみました。過去問を何度も回していれば十分対応可能でしょうか。難問奇問は見当たらなかった印象です。

日本橋総合法律事務所
弁護士日野修一
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投稿者: 弁護士日野修一

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