こんにちは。日本橋総合法律事務所の弁護士日野修一です。
昨日、横断歩道を横断中の小学生が車ではねられたという痛ましい事件が報道されていました。ニュースの映像を見る限り、現場は見通しの良さそうな直線の道路で、信号機のない横断歩道のようです。時間は午前7時過ぎだったようですので、すでに日が昇り、明るくなっていたはずです。なぜ、このような道路・時間帯に事故が起こってしまうのだろうかと思ってしまいます。被疑者は、「CDの入れ替えを脇見をしていた」と供述しているとの報道でした。運転者には脇見という重大な過失がある一方で、交通整理の行われていない(つまり信号機のない)横断歩道を渡る歩行者には全く落ち度がありません。
自分を振り返ってみると、確かに運転中に車の中のことを気にしたり、ナビを見たり、外の景色を見たり、100%運転に集中していない時はあるなと思ってしまいます。特に、普段通り慣れたエリアですと道路の状況や信号のタイミングが分かっていますので、ついつい注意散漫になっているようにも思います。故意犯はともかく、過失犯は誰でも犯す可能性があることを肝に銘じ、運転には万全の注意をしなければならないと痛感しました。
日本橋総合法律事務所
弁護士日野修一
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